世界遺産・厳島神社。
真夏に子どもを連れて宮島観光をしてきました。潮の満ち引きで姿を変える大鳥居や、暑さの中での移動の工夫など、子連れならではの体験をまとめています。これから行く方の参考になれば嬉しいです。
※時間も記載しているのでそちらも楽しんでほしいです♪

日本には他にも魅力的な世界遺産がたくさんあります。
気になる方は是非→ 日本の世界遺産一覧
厳島神社ってどんなところ?

厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、広島県の宮島の海に建てられた神社で、「海に浮かぶ鳥居」で知られています。潮の満ち引きによって景色がガラッと変わるのが魅力で、満潮も干潮もどちらも楽しめる場所です。
- 📍場所:広島県廿日市市・宮島(日本三景のひとつ)
- 🏯 特徴:潮の満ち引きで景観が変わる海上社殿。満潮時は水に浮かぶように見え、干潮時は大鳥居の足元まで歩ける。
- 🎌 創建:推古天皇の時代(593年)と伝えられる。
- 🙏 主祭神:宗像三女神(市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命)。航海安全や芸能上達の守護神。
- 🏆 文化的価値:本殿や拝殿など6棟が国宝、14棟が重要文化財。1996年にユネスコ世界文化遺産に登録。
- 📖 歴史:平清盛が深く信仰し、現在の壮麗な社殿を整えたことで有名。
▼厳島神社の拝観時間や料金、年末年始についてはこちらよりご覧いただけます▼
国宝・世界遺産 厳島神社の料金表
フェリーで宮島へ向かうまで
フェリーに乗るまでのドタバタ
8月の猛暑の中、まずは車でフェリーターミナルへ向かいました。子どもたちと私は先に降ろしてもらい、その間に夫が近くの駐車場へ車を停めに行きました。(9:30)

待っている間に、切符購入とターミナル横のコンビニ(セブンあり)で飲み物を買い、お手洗いも済ませておきました。
夏休みの混雑は覚悟が必要
ちょうど夏休みということもあり、ターミナルは家族連れや海外からの観光客で大混雑。切符売り場にも長い列ができていて、子連れにはなかなかの試練でした。並んでいるだけで汗が噴き出すような暑さで、子どもたちの機嫌も心配に。
しかもフェリーを待つ時間より、駐車場から戻ってくる夫を待つ時間の方が長かったというオチ付きです。笑
(猛暑の中かなり歩いたみたいで、本当に感謝。)
子連れフェリーは“空腹対策”が命
そしてもう一つ大事なのが、乗船前の“空腹対策”。空腹のまま揺られると気分が悪くなる可能性が高いので、出発前にコンビニでパンを買って子どもたちに食べさせておきました。酔いやすい子どもがいる場合は、軽食と飲み物を多めに準備しておくのが本当に大事。これだけでだいぶ安心感が違います。

(9:58)フェリーは最前列に並べば座れるのですが、この日はすでに満席。私たちは外で立って乗ることに。でも、風が通って気持ちよく、海と島の景色がよく見えたので結果オーライ。

13分ほどフェリーに揺られていると宮島に到着。途中、右側の窓からは大鳥居が見えてくる(10:03)ので、右側に立つ(座る)と景色の当たり席です。

宮島行きフェリーの詳細は、JR西日本宮島フェリーの公式サイトをご確認ください。
宮島に到着!海岸沿いを歩いて厳島神社へ

到着後(10:13)、可愛い鹿さんがお出迎えをしてくれました♡
歩いて厳島神社へ向かいます。

海岸沿いをのんびり景色を楽しみたいところですが、暑さが本気すぎて…笑
日陰を探しながらただただ真剣に前へ進みました。(10:23)

潮が引いた大鳥居に子どもたちも大喜び


到着した時(10:25)は、ちょうど大鳥居のまわりの潮が引いていて水に浸かっていない状態。浅瀬に小さな魚が泳いでいて、子どもたちは大喜び。写真を撮っていると、だんだんと潮が満ちてきて、水が近づいてくる様子も見られました。


エアコンの効いた車を降りてから約1時間が経った10:30頃、そろそろ子どもたちの様子が怪しくなってきました。顔は真っ赤だし、たくさん持ってきた飲み物も気づけばほとんど空っぽ。これは無理させられないな…と思い、予定していた神社参拝は今回は大幅にカットすることにしました。

大鳥居をゆっくり楽しんだあとは、次の目的地である 宮島水族館「みやじマリン」へ移動することにしました。
厳島神社からは徒歩11分ほどの距離ですが、この日はとにかく猛暑…。
子連れでの移動はなかなかの体力勝負でした。
その道のりや、みやじマリンに着いた瞬間の“救われた気持ち”については、
▼次の記事でくわしくまとめています▼
宮島水族館は真夏のオアシス!子連れに優しい館内の魅力
厳島神社で見つけた“隠れハート”

暑さで気持ちのゆとりが消えかけていたところ、小さなハートを発見。こういう小さな発見は旅を楽しくさせてくれ、思い出になります♡
海に浮かぶ厳島神社の大鳥居

宮島水族館からフェリー乗り場へ向かう途中(13:30)、ちょうど潮が満ちてきて、海に浮かんでいるような厳島神社の大鳥居を見ることができました。
陸から見る鳥居ももちろん素敵ですが、海に包まれた姿はまた格別。思わず立ち止まって見入ってしまいました。

そして驚いたのが、なんと海を泳いでいる人を発見したこと!
すかさず子どもたちと一緒に手を振ると、海外から来たカップルだったようで、満面の笑顔で手を振り返してくれました。こういうフレンドリーな海外のノリ、すごく好きです。見ているこちらまで幸せな気持ちになりました。
この暑さの中、海に足だけでも入れたら気持ちいいだろうな…と思っていましたが、まさか泳いでいる人がいるとは想定外。楽しそうな光景に、夏の宮島らしさを感じました。
「▶︎ 宮島水族館の様子はこちら(別記事)」

帰りはルートを変えて、屋根のあるアーケード街を通ることに。
ここには牡蠣や穴子、揚げもみじ饅頭など、宮島名物がずらりと並び、食べ歩きが楽しめます。

(13:50)子どもは暑さに負けてかき氷を選びましたが、食べ終わったあとに「ジュースにすればよかった…」と後悔(笑)。
かき氷って冷たいけれど、水分としては意外と少ないんですよね。ああいう暑い日は、ぐびぐび飲める冷たいジュースのほうが正解だったかも、というちょっとした思い出もできました。

ちなみに唐揚げもとても美味しく、小腹も心も大満足でした。そして、無事にエアコンの効いた車内へとたどり着きました。(14:30)
観光・食・ちょっとしたハプニングまで含めて、家族で楽しめる宮島旅になりました。

子連れで行く宮島|実際に感じたポイントまとめ
暑さ対策は必須
真夏の宮島は想像以上に暑く、ネッククーラーや冷風が出るハンディファンがあると体感がかなり違いました。子どもだけでなく、大人にも必須アイテムだと感じます。
飲み物は多めに持参
水分補給はとにかく大事。
かき氷も魅力的ですが、実際はすぐ飲める冷たいジュースやお茶のほうが正解でした。自販機はありますが、売切れが多く、混んでいることもあるので多めに持って行くと安心です。
フェリー前に軽食があると安心
フェリーはお腹が空いた状態だと、気分が悪くなる恐れがあり、子どもは一気に不機嫌に。
少しつまめる軽食があるだけで、移動がぐっとラクになります。
帽子・日傘は必須
日陰はあるものの、移動中は直射日光を浴びる場面も多め。
帽子や日傘があると、体力の消耗をかなり抑えられました。
荷物はできるだけ最小限に
島内は歩く距離が意外と長いので、荷物は少なめが正解。
わが家の場合、6歳の娘は途中から夫がおんぶだったため、荷物はすべて私が持つことに。正直かなり大変でした。
ベビーカー代わりに、ローラー付きで荷物を運べるものがあれば最高だったと思います。
真夏は正直きつい。春・秋がおすすめ
真夏の宮島は、体力的に子ども連れには少しハード。
無理せず楽しむなら、気候のいい春や秋が断然おすすめです。歩きやすく、観光もしっかり楽しめると思います。
翌日は広島市内にも寄り、G7広島サミットの会場も見てきました。詳しくはこちらの記事でまとめています。
▶ G7広島サミットのレポはこちら
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